長い長~い紆余曲折を経て、「水作エイト・タワーS」が、水作株式会社より2022/12/1に発売されました!!!
商品詳細は、水作ホームページ https://www.suisaku.com/ へ、アクセスして下さい。
日本国内の観賞魚専門店、ネット通信販売会社、ホームセンター、園芸店等々、
海外では、台湾、韓国、香港、中国、タイ等のアジア圏、イタリア、ドイツ等のヨーロッパ圏・・・へと順次販売の予定です。
更に、当初は小規模水槽用の「S」でのスタートですが、この反響次第では、「M」「L」と、より大型水槽用への展開も見据えております。
今後の展開にもご期待頂き、ご支援を頂ければ幸いです。
何卒宜しくお願い申し上げます。
パッケージ写真と設置例(楕円形ミニ睡蓮鉢に幹之メダカ、土佐錦稚魚の屋内飼育)
中国の「実用新案」を取得致しました。
番号:ZL 2021 2 0938520.2
権利公示日:2022年2月18日
出願日:2021年4月30日
「癒し」の拡大で、ストレスを緩和し、「幸福度」をアップ!!
現代社会は「ストレス社会」と言われます。ストレスの要因は年々増すばかりとも感じます。統計学的に言うと、「ストレスのない人はストレスのある人より幸福」との事です。(※参1)ストレスの要因が無くならないのですから、いかにそのストレスと付き合うか、どう緩和するのかが、「幸福度」を決めていく言っても過言ではないわけです。
そこで近年、「観賞魚の“癒し効果”」が科学的にも証明(※参2)、注目され、様々な場面で「人のストレス緩和」に使われるようになって来ました。
また、「和食」が「ユネスコ無形文化遺産」に登録され、また「錦鯉」、「盆栽」は世界中で“大ブーム”と成り、「富士山の世界文化遺産登録」、2020年の「東京オリンピック」と、日本文化が注目され「日本ブーム」の流れが出来つつあるように思います。
しかし、独特な進化を遂げ、江戸時代にほぼ現在の形を作り上げた「日本金魚」はどうでしょうか?金魚の世界では、近年「アートアクアリウム」が有料展であるにも拘わらず、各地で好評を博してはいるものの、なかなか優美な日本金魚を飼育していくブームは出来ずにいます。
関心、興味はある方も多いものの、「金魚飼育は難しい、大変!!」と思って諦めている方も同様に多いからではないかと考えます。
今回の「商品企画」、「サイレント・ウォーター」は、今まで飼育が困難と言われて来た、「らんちゅう」、「土佐錦魚」をはじめ、様々な所謂マニア、好事家向けと言われてきた、優美な「日本金魚」から「錦鯉」の様な大型の観賞魚、あるいはアイディア次第で様々な「水棲生物」の飼育を、みんなの手に届くものにする事を目的にしたものです。
この「サイレント・ウォーター」が、皆さまの「癒し」を拡大し、ストレスを緩和し、皆様の「幸福度」アップに貢献致します!!
参1:http://www5.cao.go.jp/seikatsu/whitepaper/h20/01_honpen/html/08sh010301.html#「平成20年版『国民生活白書』内閣府」より
参2:http://www.gex-fp.co.jp/fish/healing/labo.html 「ジェックス(株)と国立大学法人岐阜大学との産学共同研究」による
”金魚の王様” らんちゅう、”金魚の女王”土佐錦魚(とさ・きんぎょ)、その優雅で、美しい姿に魅了される方は多いと思います。ですが、その飼育は非常に困難を極め、今まで”マニア”にのみ許されるものでした。
何故なら、らんちゅう、土佐錦魚、ナンキン、地金、津軽錦等の観賞魚は、長い歴史の中で、人為的に体型、鰭(ヒレ)等々の改良を加え、美しい姿を手に入れましたが、その代償として「遊泳能力が弱く」「酸素摂取能力が弱く」「水質の変化に弱く」「騒音等のストレスに弱い」と言う、”弱点”を併せ持つ事になってしまったからです。
この「サイレント・ウォーター」は、それらの所謂「”上見(うわみ)”を好し(※参3)とされる高級金魚」向けに開発された、世界で初めての「濾過装置」(※参4)です。(「特許」取得済)
これ1台で、強力な濾過能力が有りながら、極限まで水流と駆動音を抑え、同時に溶存酸素を高め、水面を波立てず、上見を邪魔しない!!「上見観賞の大革命!!」です。
これは、「土佐錦魚、らんちゅうの飼育革命!!」であり、アイディア次第ではビーシュリンプやメダカ等の飼育から大型にすれば錦鯉などの大型魚まで、あるいは様々なブリーディングにと、誰もが難しい操作や管理なしで、究極の静けさの中でアクアリウムを楽しむ事が出来る画期的な濾過装置。「観賞魚濾過器革命!!」なのです。
この「サイレント・ウォーター」が金魚飼育を一般化し、「癒し効果」の拡大で、「ストレス緩和」の増加に貢献致します。
※参3:「横見(よこみ)」に対する言葉で、魚種や好みにも依りますが、品評会等でも、これらの「金魚」は「上見」で鑑賞、評価されます。
http://www.nhk.or.jp/tsubo/arc-20060616.html NHK[美の壺/金魚」
※参4:濾過能力を保ちながら、水流と駆動音を抑え、同時に溶存酸素量を高めるコンセプトのものは、「特許出願案件」に無いと判断し、「世界初」と表現させて頂きました。
左上から①ビーシュリンプ②ナンキン③らんちゅう④地金➄津軽錦⑥弘前金魚ねぶた(津軽錦)⑦二ホンイシガメ⑧ベルツノガエル⑨オオサンショウウオ⑩ディスカス(子育て中)⑪楊貴妃メダカ⑫土佐錦魚⑬錦鯉(大正三色)⑭錦鯉(紅白)
全体の概要図と水の流れの模式図です。
吸水口が有る「第一濾過槽」と排水口を上部に持つ「第二濾過槽」とで構成されています。
「第一濾過槽」上下16の(あるいは下のみの場合は8)の吸水口より穏やかに飼育水を吸い込み、「第一濾過槽」(主に物理濾過)、その上の「第二濾過槽」(主に「生物濾過」、「化学濾過」)を通過させた最終濾過水を第二濾過槽壁面の段差を伝わせ落下させ、最終的に階段状の「整流板部」水流方向を水平方向に変換させることで、水流は極限まで緩和されます。
また、泡、波、飛沫の発生も極限まで抑えられますので、一切鑑賞を妨げません。
「第二濾過槽」の内部と水の流れです。吸入口から一気に流動面積を広げ、蛇行させることで、濾過能力を上げながら水流緩和させます。
第二濾過槽」の排出口と水の流れです。排出水は、コリオリの法則に従い、均等に壁面に分散誘導され、壁面の交互に配置された凸部で、水流は緩和されます。
「第二濾過槽」の壁面には交互に配列された筋状の凸部が設けられており、ここを濾過水が通過する際、分断、合流、衝突、落下を何度も繰り返します。この際に水流を緩和させながら、溶存酸素を充分に取り込む事が出来ます。
左から、①水中ポンプと濾材(フィルター・パッド)のセティング ②①+濾材(フィルター・パッド)+台座+上皿のセティング ③「第一濾過槽」本体のセティング(②が③の内部に収納されます。)④「第二濾過槽」内部です。(「仕切り板」の向きや枚数を変更する事で、水の流れ、濾材をアレンジする事も可能です。)
「第一濾過槽」で上下の吸水口から吸入し、フィルター・パッド(他)で主に「物理濾過」「生物濾過」をし、水中ポンプで強制的に上部の「第二濾過槽」に揚水。「第二濾過槽」は3種類の濾過材を使用出来るため、「生物濾過」「化学濾過」等目的に応じた濾過が実現出来ます。
更に、「第二濾過槽」壁面を流下させることで、酸素供給だけでなく、水質悪化の元凶であるアンモニアの気化を促進し、更に表面に活着した好気性バクテリアによる硝化作用(「ドライ濾過」)で、最強の濾過を提供致します。
これほどの多様で強力な濾過能力を持つ投げ込み式濾過器は、このシステム以外在りません。
水中ポンプをスポンジ状の濾材で上下からセティングする事で駆動音を緩和。水流緩和機構で、水の落下音を緩和。飼育生体にも人にもストレス・フリーな、究極の静粛性です。
本商品は冒頭でも書いたように、「土佐錦魚」「らんちゅう」「ナンキン」「地金」「津軽錦」等のデリケートで、”上見”を好しとする「金魚」向けに、「水流緩和」「濾過能力強化」「溶存酸素供給機能」「静粛性」を追求し開発致しました。しかし、これらの特徴は多くの「水棲生物」の好むところでもあり、例えば上記の写真の様に、「ビーシュリンプ」、「変わりメダカ」、「ディスカス」、「カメ」、「カエル」、「オオサンショウウオ」「錦鯉」等々、非常に多くの対象にまで広がります。また、幼魚の飼育、ブリーディングにも大きな効果を期待できます。
「投げ込み式濾過器」でありながら、「第一濾過槽」上部の吸水口を水位に設定すれば、「オーバーフロー濾過」も可能になります。様々な水位設定、様々な濾材の選択が可能で、用途に合わせ最適な濾過に対応出来ます。
水位設定では、使用する水中ポンプの吸水設計・能力に依存しますが、10cm程度の極浅い水深からも、その能力を発揮する事が出来ますので、アイディア次第では、浅瀬の水棲生物の飼育までも可能です。(後の「動画」をご覧下さい。)
本体、パーツ、お好みの濾材をセッティングしてコンセントに繋ぐだけ。「投げ込み式濾過器」でありながら、水位の設定次第で「オーバーフロー濾過」他様々な濾過に対応出来ます。
また、全てのパーツが簡単に分解出来ますので、清掃に便利です。(パーツ一覧をご覧下さい。)
全てのパーツを簡単に組み合あせるだけで、高い密閉性を生み、交換を要する消耗品であるゴムパッキン等々が一切有りませんので、定期的な清掃のみで、高い耐久性を保つことが出来ます。
(濾材、濾過フィルターは適宜洗浄、交換して下さい。)
この濾過装置1つで、濾過機能+酸素供給が出来ますので、酸素供給の設備は要りません(但し、飼育環境による)。また「投げ込み式」なので、設置スペースの自在性が有ります。引き込むのは電源コード1本。目的に応じた水槽アレンジメントが可能です。
(写真は「3Dプリンターによる試作品」です)
左上から①第一濾過槽A ②第一濾過槽B ③台座 ④上皿 ➄第二濾過槽A ⑥仕切り版A、B⑦第二濾過槽B ⑧接続パイプA、B 以下オプションパーツ ⑨底砂用台座 ⑩観葉植物栽培セット本体 ⑪観葉植物栽培セット底板 ⑫セット完了全体図(1例として、最上部に「グラスウール・フィルター」を「オプション・フィルター」として乗せています。)
①「第一濾過槽A」に「第一濾過槽B」を適宜な水深に合わせてセット ②セットした第一濾過槽A、Bの底面に「台座」をセット ③「接続パイプA,B」を適当な長さに繋ぎ、「水中ポンプ」(写真は「エーハイム・コンパクト・ポンプ600」。但し、他メーカーの「水中ポンプ」も使用可能)にセット ④濾材用意(左から時計回りに①水中ポンプ本体用穴あきA②接続パイプ用穴あき③穴なし④水中ポンプ本体用穴あきB) ➄「第一濾過槽A、B」に「濾材③穴なし」セット ⑥「第一濾過槽A、B」に「濾材①④水中ポンプ本体用穴あきA,B」セット ⑦「第一濾過槽A、B」の濾材の穴に「接続パイプ付き水中ポンプ」をセット ⑧ポンプをセットした「第一濾過槽A、B」に「濾材②接続パイプ用穴あき」をセット ⑨「濾材と水中ポンプをセットした第一濾過槽」の上から「上皿」をセット ⑩「第一濾過槽セット」の上に「第二濾過槽A」をセットし、仕切り版を水が蛇行するようにセット(濾材適宜に3種類選択) ⑪「第二濾過槽B」を「排出口」が「第二濾過槽A」の「吸入口」と逆の位置になるようにセット ⑫(オプション)「第二濾過槽」上に更に濾材を置いて、更に「濾過能力アップ」+「水流緩和」⑬(オプション)底砂潜り込み防止の「底砂用台座」 ⑭(オプション設置例)「底砂用台座」の上に「第一濾過槽」を乗せる ⑮(設置例)セット全体 ⑯(設置例)観葉植物栽培セットに”ポトス”をセット ⑰(設置例)「第二濾過槽」の上に「観葉植物栽培セット」をセット ⑱(設置例)最小稼働可能水位(7cm、但し水中ポンプの吸水方法と濾材に依存する)
①推奨水位(第一濾過槽の最上部を水位に合わせてあります)での”駆動音”と”水の動き””水流音”をご確認下さい。
※水中ポンプは「エーハイム・コンパクト・ポンプ600」、水流「弱」で駆動させて居ります。
②最低稼働水位での運転です。
※①と同じ設定で、水深7cmで稼働させております。
ご意見、ご質問が有りましたら、「お問い合わせ」のページよりご連絡頂きます様、お願い申し上げます。